ブログにアフィリエイトリンクを貼っている方の多くが、
「どのリンクがどれだけクリックされているのか分からない」
「収益はあるけど、何が貢献してるのか見えない」
という状態に陥りがちです。
これではせっかくの記事やリンクが、読者に届いているのかどうかも分からず、改善のしようがありませんよね。
実は、**Googleアナリティクス4(GA4)**を活用すれば、アフィリエイトリンクのクリック数をしっかりと“見える化”できます。
しかも、無料で、しかも簡単に。
この記事では、初心者でも分かりやすいように、GA4でアフィリエイトリンクを計測する方法から、実際にデータを活用して改善するアイデアまで丁寧に解説していきます。
なぜアフィリエイトリンクのクリック計測が重要なの?
成果の“正体”が見えないままでは、改善ができない
多くのブログ運営者は、「収益が出た/出なかった」という結果だけに目が向きがちです。
しかし、それがどのページ・どのリンクの効果なのかが分からなければ、改善のヒントは得られません。
クリック計測を行うことで、以下のような疑問に答えられるようになります。
- どの記事がアフィリエイトに強いのか?
- どの位置にリンクを置くとよくクリックされるのか?
- 読者はどの言葉やボタンに反応しているのか?
つまり、「なんとなく貼っていたリンク」が、「成果の出る武器」に変わっていくのです。
GA4でアフィリエイトリンクのクリックを計測する準備
GA4単体では外部リンクのクリックを自動で計測してくれるわけではありません。
そこで登場するのが、**Googleタグマネージャー(GTM)**です。
GTMを使ってクリックイベントを取得する
- GTMにログインし、ブログ用のコンテナを開く
- 新しいタグを作成し、「トリガー」に「リンククリック」を設定
- 「一部のリンククリック」にチェックし、
Click URL
にアフィリエイトドメインが含まれるかで絞り込みます(例:af.moshimo.com
)
例:もしもアフィリエイトのドメインで設定する場合
Click URL → contains → af.moshimo.com
他にも、A8.netやバリューコマースなど、利用しているASPのリンク構造に合わせて条件を設定しましょう。
データをイベントとしてGA4へ送る
タグタイプは「GA4 イベント」、イベント名は任意(例:affiliate_click
)とし、
パラメータとして「Click URL」「Click Text」「Page URL」などを送信しておくと後の分析に役立ちます。
GA4での確認方法とクリックデータの分析
イベントが送られるようになったら、GA4側でしっかり記録されているかを確認しましょう。
GA4でイベントを確認する手順
- GA4にログインし、左側のメニューから「イベント」をクリック
- 作成したイベント名(例:
affiliate_click
)が表示されているか確認 - 詳細をクリックすると、各パラメータごとの情報が見られる
クリックされたリンクの内容を読み解く
click_url
:どのアフィリエイトリンクがクリックされたかclick_text
:ボタンやリンクに使った文言page_url
:どのページでそのクリックが発生したか
これらのデータを組み合わせることで、「記事ごとにどのリンクが反応されやすいか」が見えてきます。
計測結果から導く改善アイデア
1. クリック数が少ないリンクは改善のチャンス
クリック数が少ないリンクは「読者の目に入りにくい」または「魅力的でない」可能性があります。
改善ポイント:
- リンクの設置位置を記事の中盤〜終盤に移動
- テキストリンク→ボタンに変更して視認性アップ
- 「今すぐチェック」など、行動を促す言葉に変更
2. よくクリックされるリンクからヒントを得る
逆にクリック数が多いリンクは、成功事例とも言えます。
他の記事にもその配置・文言を応用してみると効果的です。
トラブル回避と注意点
リダイレクトがかかるリンクは注意
アフィリエイトリンクの多くはリダイレクト(転送)される仕組みですが、
一部のリンクはJavaScriptでの遷移やiframe経由での埋め込みなど、GTMがうまく反応できない場合があります。
GA4でのデータ保持期間やサンプル制限に注意
GA4では一部のデータが一定期間を過ぎると自動で削除される設定になっていることがあります。
必要に応じてBigQueryなどにエクスポートするのもおすすめです(ただし中〜上級者向け)。
まとめ:データを活かして収益につなげよう
アフィリエイトのクリックを計測できるようになると、
「なんとなく貼っていたリンク」から「戦略的に設置したリンク」へと進化します。
小さな改善を積み重ねることで、収益は確実に伸びていきます。
ぜひ今回の記事を参考に、GA4とGTMを使って、あなたのブログ収益の“見える化”を始めてみてください!
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