HDDやマザーボードの故障、電源トラブル、OSの破損などにより、ある日突然、PCが動かなくなることがあります。
そんなときに焦らないために、あなたは大切なデータや家族の思い出の写真、仕事のファイルなど、日頃から整理やバックアップができていますか?
私は実際にHDDのサルベージを経験し、「あのときちゃんと備えていれば…」と心から思いました。
この記事では、PC初心者や整理が苦手な方でも始めやすい、日常的なデータ整理とバックアップの基本について、実体験をもとにやさしく解説します。

データはなぜ整理すべき?バックアップの必要性
- パソコンが壊れてもデータが守られていれば精神的ダメージは少ない
- 家族写真・仕事ファイル・書類…実はなくなったら困るデータばかり
- いざというときに「あのファイルどこだっけ?」とならないための“日常習慣”が鍵
整理のコツ:データは”置き場所”を決める
フォルダ構成を固定しよう
- ドキュメント、ピクチャ、デスクトップに散らさない
- Dドライブや外付けHDDに「保存ルール」をつくる
例:
📁 Data_Backup
├── 📁 家族
├── 📁 仕事
├── 📁 ライセンス&証明
└── 📁 一時保存
ファイル名にルールをつける
- 「yyyy-mm_dd_内容」のように時系列+内容名で整理
- 例:
2024-06_確定申告関連
、2025-01_家族旅行
など
✖️悪い例:
報告書
報告書修正
報告書final
報告書final2
こうした名前は、一見わかりやすそうでいて、後から見返すとどれが最新版か分からなくなったり、同じような名前のファイルが大量にできて混乱の元になります。
✅良いファイル名は、時系列で並ぶ+内容が一目でわかるものが基本です。
ファイル名を見ただけで「いつ・何の内容か」が伝わることが、整理の第一歩になります。
バックアップの基本:3つの方法を組み合わせる
1. クラウドバックアップ
- Google Drive / Dropbox / OneDrive など
- 自動同期で、保存忘れを防ぐ
- 容量に注意(写真・動画は特に)
また、ExcelやWord、メモ帳で作成するようなちょっとしたメモや業務記録は、最初からNotionやOneNote、Evernoteなどのノートツールに書くというのもおすすめです。
私自身、一部のメモやアイデアはNotionにまとめており、端末が変わってもすぐにアクセスできて重宝しています。
書いた時点で自動的にクラウドに保存されるため、「保存し忘れ」や「ファイルの所在不明」を防ぐことができます。
2. 外付けHDDに手動 or 自動コピー
- 月に1回「バックアップの日」を決めてコピー
- AOMEI Backupper や Windows標準のバックアップ機能を使うのもおすすめ
3. USBメモリ or SDカードで一部だけバックアップ
- よく使うファイルや緊急で必要なものだけ選んで保存
- 旅行や外出時に便利
よくある質問(Q&A)
Q:クラウドと外付けHDD、どっちがいいの?
A:両方使うのがベストです。クラウドは日常向け、外付けHDDはトラブル対策向けです。私自身も両方を併用しており、それぞれの役割を使い分けています。
Q:データが多すぎて何から手をつければ?
A:「今年分」や「今使ってるもの」だけ先に整理して、少しずつ過去にさかのぼるのがコツです。
まとめ
- データ整理は“習慣化”がカギ。まずはルールを決める
- バックアップは複数手段を使うのが安心
- 整理と保存を日常化することで、万一のときにも慌てず対応できる
気づき
以前の私は「HDDが壊れるなんてそうそうない」と思っていました。
でも実際にPCが起動しなくなった経験を経て、「事前に備えておけば…」と何度も思いました。
あなたには、あのときの私のような後悔をしてほしくありません。
このブログが、その“最初の一歩”になればうれしいです。
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