ExcelでCSVファイルを開いたことがある方なら、
「見た目はExcelの表と変わらないのに、いったい何が違うの?」
と疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。
長年PCに触ってきた私も最近「結局何が違うの?」と思ったので調べてみました!!
実は、ExcelとCSVは見た目は似ていても役割や中身はまったく別物です。
この記事では、その違いをわかりやすく整理していきます。
Excelファイル(.xlsx)の特徴
Excel形式は、Microsoft Excel専用の「豪華な表形式データ」と考えると分かりやすいです。
- 複数シートを持てる
- 文字の色や背景、罫線などの書式を保持できる
- 関数や数式、グラフ、マクロも利用可能
- 見た目も整えられるので人に見せやすい
つまり、「人に見せる資料」や「業務管理用の表」に向いています。
CSVファイル(.csv)の特徴
CSVは「Comma Separated Values」の略で、ただのテキストファイルです。
- データをカンマ(,)で区切って並べているだけ
- 書式や色、関数は保存されない(値だけ残る)
- 基本的に1シートのみ
- どんなアプリやシステムでも扱いやすい
たとえば中身をメモ帳で開くと、こんな感じです。
商品名,数量,単価,金額
りんご,10,100,1000
みかん,5,80,400
Excelで開けば表に見えますが、実態はただの文字列です。
つまり、「システムに渡すデータ」や「機械処理用のファイル」に向いています。
見た目が同じに見える理由
ExcelはCSVを開いたとき、自動的に表形式に整えて表示します。
そのため「Excelと同じに見える」だけで、裏側はまったく違う形式です。
よくあるトラブル
- 文字化け:文字コード(UTF-8 / Shift-JIS)の違いで発生
- 先頭のゼロが消える:郵便番号や商品コードでよく起きる
- 日付が勝手に変換される:例「1-2」が「1月2日」になる
これらはCSV特有の「値だけ保存」の仕組みが原因です。
使い分けのコツ
- データとして扱う(システム取り込み・分析など) → CSV
- 人に見せる(報告書・共有用・管理表) → Excel
👉 覚え方はとてもシンプルに、
「機械に渡すのがCSV、人に渡すのがExcel」 でOKです。
まとめ
ExcelとCSVは、見た目は似ていても目的が違います。
- Excelは「豪華な表」 → 人が見るのに便利
- CSVは「シンプルな文字列」 → データ交換に便利
この違いを意識して使い分ければ、文字化けやデータ不具合も防ぎやすくなります。
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