💡 はじめに
今日、社内でこんな相談を受けました。
「Excelでカレンダーを作ってるけど、年や月を変えたら、日付や曜日も自動で切り替わってほしいんだけど…」
InstagramやTikTokでは、Excelの自動カレンダー作成法がたくさん紹介されていますが、
実際に自分の形式に合わせて作ろうとすると、意外と難しい…!
この記事では、パソコン初心者〜中級者の方向けに、
年と月を入力すると、自動で日付と曜日が入るカレンダーの作り方をわかりやすく解説します。
📌 完成イメージ

1. 年と月から日付を自動生成する
🔧 基本の流れ
まず、シート上に以下のような構成を用意します:
セル | 内容 |
---|---|
A2 | 年(例:2025) |
B2 | 月(例:6) |
A4〜 | 日付を並べる列 |
🧮 関数を入力する
A4 に以下の式を入れます(1日):
=DATE($A$2, $B$2, 1)
A5 以降には次の式をコピーして使います:
=IF(A4+1 > EOMONTH(DATE($A$2, $B$2, 1), 0), "", A4+1)
この式により、
- 月末の日付で自動的に止まり
- 翌月にまたがらない安全なカレンダーが作れます
2. 曜日を自動で表示する
日付の横に曜日を出す方法は2通りあります。
✅ 方法①:TEXT関数
=TEXT(A4, "aaa")
「日」「月」「火」…という省略された曜日が表示されます。
「aaaa」にすると「日曜日」「月曜日」になります。
✅ 方法②:WEEKDAY+CHOOSE関数
=CHOOSE(WEEKDAY(A3), "日", "月", "火", "水", "木", "金", "土")
よりカスタマイズした曜日表示をしたい場合はこちらが便利です。
3. 土日を文字色で見やすくする
背景色ではなく、文字色で「日=赤」「土=青」として強調する方法です。
🔧 設定手順(条件付き書式)
- 範囲
B4:B33
を選択 - 「条件付き書式」→「新しいルール」
- 「数式を使用」
- 以下の式を入力:
- 日曜の行(赤文字)
=$B4="日"
- 土曜の行(青文字)
=$B4="土"

それぞれ「書式」からフォント色を設定すれば、文字色だけが変わります。
4. よくあるエラーと対策
よくあるつまずき | 対策方法 |
---|---|
31日まで出てしまう | EOMONTH で月末制御を入れる |
曜日が数字で表示される | TEXT や CHOOSE + WEEKDAY を使う |
条件付き書式が一部だけ反映 | $B4="日" のように列を固定する |
✨ まとめ
関数を組み合わせれば、テンプレートに頼らず自分仕様のExcelカレンダーが作れます。
年と月を変えるだけで自動更新されるので、業務・家計・学習管理などにも活用できますよ。
まずはシンプルな構成から試して、少しずつ自分好みに育てていってください。
💬 「このようなカレンダー、どうやって作るの?」
「こんな機能もつけたい!」など、やってみたいことがあれば、ぜひコメントで教えてください!
🧩 コメントからピックアップして、次回記事やテンプレ作成に反映させていきます!
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